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「僕たちの国のすごくいいところ」 [ライブ]

先日の3連休、最終日には部屋のプチ大掃除をしました。
そして発掘したのが、買ったまま封も開けていなかったラルクの2005年AWAKEツアーのライブDVD。
これは見るしかないっしょ!!と思って、久しぶりにラルクモードに突入しました。

このツアー、ラルクにしては珍しく(というかわたしが知っている限りでは初めて)、「世界平和」っていう明確なコンセプトを打ち出したツアーで、当時はそういう社会派っぽいメッセージをラルクが発することにすごく違和感があって、あんまりライブとしても印象に残ってなかったんだよな。席も悪かったし。

でもいざ見てみたら、短髪のhydeくんがめっちゃめちゃカッコ良くて、印象に残ってなかった自分の記憶を疑いました(爆)。なんてもったいないことを!

そして最後の曲に入る前のhydeくんの言葉。
「僕たちの国のすごくいいところは、『戦争をしない』という素晴らしい法律があるところで、それは僕らの誇りだと思う」

こんな素敵な言葉をhydeくんがわたしたちに話していてくれていたことを、全然覚えていなかった自分が恥ずかしかった。

今、憲法改正の議論がとても活発になっているけれど、わたしも憲法9条は改正せずにそのまま残して欲しいと思っている一人だ。
「戦争をしない」という単純な、でもとても力強い誓いを、わたしたちはもっと誇りに思っていいし、もっと大切に思うべきだと思う。
戦争の放棄を憲法で謳うことは、敗戦国である日本だからこそ説得力があると思うし、いまや経済的に見れば世界一の軍事力を誇れるはずの日本が、それでも「戦争はしないんだ」と言い続けることに、他の誰が言うよりも価値があるんだと思いたい。

今憲法を変えようとしている人たちが、日本が再び戦争に参加することを望んでいるわけではないと思うけれど、憲法改正の議論の向こうにそういう恐ろしさを感じてしまうのは、考えすぎだろうか。

日本は、「戦争をしない」と言い続けて、その自分の言葉に縛られている国であって欲しいと、心から思う。

ラルクのライブDVDを見て、思いがけずそんなことを考えてしまった3連休最終日だったのでした。


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